万歳三唱とテープカットとネクタイ Banzai, Tape cut and Necktie
失礼ながら、いつも笑いがこみ上げてきて困るのが、万歳三唱とテープカットとネクタイである。
まず万歳三唱。
大勢の大人が、セーノ、バンザーイ!、バンザーイ!、バンザーイ!!ドーモアリガトーゴザイマス!
なぜそうまでして合わせなければならないのか。
おめでとうございます、パチパチパチパチ、で十分な気がする。
それからテープカット。これについては、見た目のおかしさもあるけども、
「橋を実際に組み上げたのはあなたたちじゃないでしょ!」とツッコミを入れたくなる。
ネクタイに関しては、特に大勢での会議の時、全員が首輪でつながれているように見えてきて、困る。
お茶を運ぶ女性が入ってくると、飼育係に見えてしまうものだからさらに危険だ。
これはどう理由をつけても失礼なので、噴き出しそうになるのを真剣にこらえる。
改めて考えてみると、本来不必要なものなのだから、滑稽に見えてしまうのも無理はない。
つまり、万歳三唱もテープカットもネクタイも、いわゆる「儀礼」なのだ。
儀礼は本来内輪で行うものなので(七五三)、大勢を巻き込みすぎるとその目的が不明瞭になり、おかしくなる。(バンドワゴン効果)
ネクタイはおそらく過渡期だと思われるので、徐々に無くなっていくだろう。
テープカットも時間の問題だろう。
さて、万歳だ。
調べてみると、意外に新しい習慣で、始まりは1889年大日本帝国憲法発布の日らしい。
しかも「より強調して、万々歳(ばんばんざい)と言われる場合もある。」という。
万歳は無くなってもよいと思うが、バンバンザイが無くなるのはちょっとさびしい気もする。
以下Wikipediaからの引用
「最初の万歳三唱は「万歳、万歳、万々歳」と唱和するものであったが、最初の「万歳」で馬車の馬が驚いて立ち止まってしまい、そのため二声目の「万歳」は小声となり、三声目の「万々歳」は言えずじまいに終わった。」
無くすのが惜しくなる始まり方である。
(写真:永遠に無くならない「温泉たまご」(別府ひょうたん温泉)。なんと料金は無人払い。これも変わってほしくない。)