なぜ僕はいじめられなかったか Saving kids from bullying



 


僕は小学1年生のときに教室でおもらしをした。


まだ入学するには幼すぎる子供だったから、記憶はほとんどないけれど、


宇宙人のように両手を上げた状態でトイレにつれていかれる自分と、


おしっこがしたたる椅子、そして隣の席の女の子の、やや引き気味の姿勢が、


なつかしく思い出される。


 


その幼さは小中学校を通して変わらなかった。


恥ずかしい行動や、意味不明な行動がさぞや多かったことと思う。(今もだけど)


でも幸い、いじめられた記憶はあまりない。


たぶん周りの心ある人たちが気にかけてくれていたからだと思う。


おそらくいじめられても、幼い自分にはその対処は難しかっただろう。


おもらしをして、茫然自失、一人でトイレに行けない子供だったのだから。


 


子供の頃、子供って大変だなって、なんとなく思っていた。


乱暴な子と同じクラスになっても、逃げられない。


大人には逃げる場所が用意されているのに。


 


でも、気にかけてくれている人がいつもそばにいてくれたのだろう。


僕は無事、大人になれた。


今度は僕が、守る番だ。


 


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(みんなの逃げ場所、遊園地)





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