生食系 Raw food freak
生(なま)なら何でも好きだ。
レア肉、刺身、生野菜
生足、たたき、生卵
なまなましい、という言葉をよく使うし、
RAW(ロウ:生)という響きにも妙にどきどきする。
たぶん「RAW」にどきどきする外人は、「なま」にもどきどきすると思う。
生は「加熱調理していないもの」と定義されているが、
では「加熱調理していないもの」がすべて「なま」かというと、そうではないことは明らかだ。
つまり「RAW」や「なま」のひびきに共通するどきどきは、「加熱調理していない」などというひどく冷静な外観だけで定義できないものだ。
その隠された定義は何か。
それは「目で感じる触感」である。
目で温度や柔らかさを感じるようななまなましい触感。
つい触れたくなるような、食べたくなるような触感。
それが感じられなければ、たとえ加熱していなくても、僕の中ではなまではない。
生(なま):見てどきどきするもの。触りたくなるもの。食べたくなるもの。○○たくなるもの。
(写真:生ういろう(虎屋in名古屋))