リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(女性の性と出産に関する健康と権利)

リプロダクティブ・ヘルス/ライツ。女性の性と出産に関する健康と権利。知らないことだらけだった「女性の当たり前の権利を取り返す活動」、アメリカではすでに100年以上の歴史がある(らしい)、にも関わらず知らないことだらけだったので、のべ2時間くらいのネットサーフィンを書きなぐりメモ。 女性の権利の中でも人工妊娠中絶は特に難しい権利問題であるため、衝突と議論が凝縮される。それぞれにそれぞれの立場があるが、2017年に日本家族計画協会が出した声明がとても分かりやすい。 「(個人の権利に基づく)人工妊娠中絶と避妊法へのアクセスの減少は、逆に意図しない妊娠を増大させ、むしろ死を多数招く。」 http://jfpa.or.jp/pdf/20170126.pdf 日本でも出所不明のタブーが女性だけでなく男性への教育も遠ざけ続けている。日本の性教育の遅れとズレは言うまでもなく。実際私は、日本家族計画協会の長い歴史と地道な活動を、今日の今日まで知らなかった。 知るまでの流れ: 1.女性の権利を調べる過程で、アメリカのプランド・ペアレントフッド(家族計画, PPFA)連盟の活動を知る。 2.アメリカの活動は宗教と政治の対立にも密接に結びついているため、PPFAも政治活動かと疑う記述が散見された。ウィキペディア日本語版にも「中絶後の臓器売買」というスキャンダルな情報があったため、その疑いが強くなった。(実はそれは間違いだった) 3.PPFAはロンドン本部の国際組織IPPFにも加盟し、女性の健康と権利を取り戻す活動は宗教や政治を超えた女性が共有する取り組みであることが分かった。 4.PPFAをよく調べなおすと、日本語版のスキャンダルはまったくのウソであることが分かった。女性の健康と権利を取り戻す活動は激しく抵抗されていることを知った。ウィキペディア日本語版を修正した。 5.日本にもIPPFやPPFAのような組織ができればいいのに、と思っていたら単に知らなかっただけで、すでに日本にも加盟組織「日本家族計画協会」があることを知った。言い訳ですが日英ウィキペディアが相互リンクされていなかったので、先ほどリンクを張りました。 6.日本家族計画協会のウェブサイトを開くと、上の声明を見ることができました。強くて明確な姿勢が誇らしく思えた。 以上(のべ2時間くらいのネットサーフィンでした)

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